得度とは?
得度とは平たく言えばお坊さんになることです。浄土真宗本願寺派のお坊さんになるには下記3ステップが必要です
- 得度講習会に参加する
- 得度考査に合格する
- 得度習礼を受け、得度する
得度講習会
お坊さんになるための前提知識を学ぶ場となります。講習会の受講場所
浄土真宗本願寺派のホームページではこう記載があります。(1) 宗務所(本願寺西山別院内研修道場)又は教区(沖縄県宗務特別区を含む。以下同じ。)で実施致します。所属教区で受講できない理由が生じる場合は他教区でも受講できます。つまり京都にある西山別院というところで研修を受けるか、各教区で受けることになります。西山別院では1泊2日、各教区では日帰りで2日間受講することになります。
(2) 宗務所又は教区教務所(沖縄県宗務事務所含む。以下同じ。)に於いて開催期日及び場所を定めて行います。
得度講習会、得度習礼の日程や詳細については浄土真宗本願寺派のホームページを参照してください
「得度習礼講習会」及び「得度習礼」について
得度考査
得度習礼を受けるために、筆記、実技のテストを受けて合格すると得度習礼を受けることができます。基本的に所属寺の管轄となっている教務所で受けますが、遠方地にいるなど受講が困難な場合は、理由を申し立てて近くの教務所で受けることができます。得度習礼
平たく言えば得度を受けるための修行です。僧侶としての最低限の知識、技術を身につけ課題をクリアしたものが得度を受けることができます。課題は「領解文」「正信偈」「和讃」「御文章」の4つです。課題として掲げられてはいませんが法衣の着方、作法、姿勢も重要です。領解文
完全に暗記してお唱えします。ゆっくり、大きな声で間違うことなく唱えることが大事です。ちなみに領解文は得度式の際に必ず必要になりますので短い文章なので得度を受けると決めた日から覚え始めることをおすすめします。短い文章ですが言い回しが難しいので意外と覚えるのに苦戦します正信偈
無本でのお唱えとなります。無本、本を見ないで唱えるということです。つまり正信偈を丸暗記です。作法として正信偈は基本的に無本でお勤めするものなので。草譜、行譜ともに暗唱です。和讃
和讃6種のうちランダムに2種をお唱えします。こちらは本を見ながらで大丈夫です。御文章
御文章のうち、「聖人一流章」を本を見ながらお唱えします。得度講習会、考査、習礼についてはこれから随時ブログを上げていきますのでご参考にしてください。